空蝉



心はもうここにはない
あるのは抜け殻だけ

人の営み



ここには小さな林があった
そう つい数日前まで

夏の初めの夕方にはヒグラシが啼き
季節の変わり目を教えてくれた場所
今はその木は丸太と化し
いずれここは宅地に変わる

地主の世代が変われば致し方ないこと
それが今の時代を生き抜くための人の営み
この自然と共存できない仕組みがある以上
都市の中にわずかに残されていた自然さえも
跡形もなく消滅させていくしかない

もう二度とヒグラシの声は聞くことはない
どうすることもできない人の営みに
やるせなさだけを残して盛夏を迎える
プロフィール

童夢☆彡

Author:童夢☆彡
写真・エッセイを綴っています
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